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【主催】群馬県、前橋地方法務局、群馬県人権擁護委員連合会、群馬県人権啓発活動ネットワーク協議会 【制作】NPO 法人たかさきコミュニティシネマ 群馬人権映画祭 オンライン上映会 ヒューマンライツ ・ムービーフェスタ in ぐんま 2022 2022.12.10 [sat] オンライン開催 申込制:無料(先着500名限定) 申し込み方法:専用フォームからお申し込みください。 申込期間 11月6日(日)から12月3日(土)23:00 まで。 定員に達し次第申し込み終了 ※申込期限を12月6日(火)23:00 まで延長しました。 映画の配信は、お申込みいただいた方へ視聴方法を前日までにご案内いたします。
人権イメージキャラクター 人KEN あゆみちゃん 人権イメージキャラクター 人KEN まもる君
Human Rights
Movie Festa
in Gunma
 群馬県では、同和問題をはじめ、女性に対する暴力、いじめや児童虐待、高齢者や障害者、外国籍の人に対する偏見や差別、インターネットによる人権侵害やLGBTQ等の性的少数者に対する偏見や差別、更には新型コロナウイルス感染症に関連した不当な差別などをなくすため、さまざまな啓発活動を行っています。
 今回、映画を通じてそれらの人権課題への理解を深めていただくことを目的として、「ヒューマンライツ・ムービーフェスタinぐんま2022」を開催します。
 今年は、本県前橋市出身の飯塚花笑監督の2作品をオンライン上映いたします。トランスジェンダーである自らの経験を元に制作した、自主映画一作目であり、2011年ぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞した『僕らの未来』と、劇場長編デビュー作となる2022年公開の『フタリノセカイ』をお届けまします。
 また二つのトークを収録しお届けします。
 飯塚監督インタビュートーク(トーク1)では、飯塚花笑監督に『僕らの未来』から『フタリノセカイ』までの10 年を振り返っていただき、LGBTQに対しての当時の日本社会の理解度や対応についてお話しいただきます。
 トークセッション(トーク2)では、県内のセクシャルマイノリティ当事者団体・ハレルワの間々田久渚代表と、群馬県高校生会議のメンバー・新保美月さんに加わっていただき、ヒューマンライツについてそれぞれのお立場から感じることや、これからの社会で必要なことは何かをお話しいただきます。
  「人権」は、だれもが暮らしやすい社会を作るうえで、とても身近で大切なものです。県では「人権教育・啓発の推進に関する群馬県基本計画」に則り、県民一人一人の人権を尊重するために、関係機関等と連携し施策を推進しております。今回の「ヒューマンライツ・ムービーフェスタ in ぐんま2022」は新型コロナウイルス感染症感染防止の観点からも、県民のみなさんが広く、どこでも、だれでも、参加可能なオンライン型のイベントといたしました。
 この機会が、改めて「人権」について考え、理解を深めていただくきっかけとなれば幸いです。
【群馬県の人権啓発の取り組みについて】
 本県では「人権教育・啓発の推進に関する群馬県基本計画」に基づき、様々な人権啓発活動を実施しています。
 昨今の社会情勢を受けて実施した、新規の取り組みについて県ホームページへのリンクを掲載しますので、よろしければご確認ください。
PROGRAM
上映作品
2022年12月10日 0:00から23:59まで
限定配信
『僕らの未来』飯塚花笑監督作品
2011年/75分
性同一性障害の優は、制服のスカート、想いを伝えられない恋、そしてクラスメイトからのからかいに悩んでいた。そんなある日、恋する相手との手紙をクラスメイト読まれてしまう。それをきっかけに、からかいはいじめへとエスカレートしていく。一方家庭では両親の離婚が決まる。性別、人間関係、進路…。絶望の淵に立たされた優は…。初めての人生の選択に直面し、揺れ動く10代の心情を鮮明に描く。

監督・脚本・撮影・編集: 飯塚花笑
出演:日向 陸、佐藤憲一、小森隆之、福永りょう、犬飼麻友、柴田琢磨、佐藤哲哉、奥山力、阿部将也、佐藤建人、吉田峻太郎
助監督:根本 翼/ 録音:根本 翼、野口裕紀、村上祥子、中島 唯
スクリプター:本間愛実、柳谷朋里 衣装:高森萌未、広井砂希、田中加也子/ 小道具:鈴木真実子、金森祥子、推名夏未/ タイトルデザイン:小川竜由/ 音楽:佐藤那美
2011年ぴあフィルムフェスティバル 審査員特別賞受賞作品
『フタリノセカイ』飯塚花笑監督作品
2021年/1時間23分 PG-12
ユイと真也は出会った瞬間恋に落ちた。付き合い始め結婚を約束する二人だったが、真也は自分がトランスジェンダーであることをユイに言い出せずにいた。ある日、その事が思わぬ形で発覚する。確かな愛が互いにある事をわかりつつも、結婚できない、子どもも出来ない現実に二人は直面し、悩み続ける。愛する人と共に歩む人生の尊さを正面から捉え、希望を見出す力を描き込んだ十年間の軌跡。

・映画の中の表現について皆様にお伝えしたいこと
当映画には、トランスジェンダーの真也とその彼女のユイが、ある方法をとって子どもを授かろうとするシーンがあります。このシーンに関して、二人が子どもを授かるために選んだ方法は、あくまで二人が考えて選択した方法であり、他にも様々な方法があることを知っておいていただきたいです。
 また、劇中にユイが「レズ」という言葉を使用するシーンがあります。「レズ」や「ホモ」と言った言葉は本来差別用語にあたり、使用すべき言葉ではありません。しかし、主人公のユイが「レズ」という言葉を使うのは、彼女の未熟さであり、LGBTQの当事者間であっても、自らのセクシュアリティとは違う当事者に対して、知識や理解を持っていないことすらある状況と、彼女の未熟さを表現しています。また、最終的にユイは、真也の親友である俊平を受け入れることによって、他のセクシュアリティへの理解をすることとなります。主人公が必ずしも“正しい”わけではなく、成長してゆく姿を見守っていただければ幸いに思います。

監督・脚本: 飯塚花笑
出演:片山友希、坂東龍汰、嶺 豪一、持田加奈子、手島実優、田中美晴、 大高洋子、関 幸治、松永拓野 、クノ真季子
撮影: 根岸憲一/ 照明: 本間光平/ 録音・効果・整音: 紫藤佑弥/ 音楽: 小野川浩幸/ 助監督: 松下洋平/ 美術: 小林 蘭/ 装飾: 龍田哲児/ ヘアメイ ク: 浅井美智恵/ 衣裳: 三井涼花/ 制作担当: 飯塚香織/ スチール: 山﨑み を/ エグゼクティブプロデューサー: 狩野善則/ プロデューサー: 志尾睦子/ アソシエイトプロデューサー: 詫摩大輔、久保智彦/ コ・プロデューサー: 小野川浩幸、石原理衣/ スーパーバイザー: 青木秀登/ エンディング曲: 秀 吉「ひだまりのいろ」
制作: 高崎フィルム・コミッション
製作:「フタリノセカイ」製作委員会
配給: アークエンタテインメント
特別協賛: セントラルサービス
企画・製作: ブレス
©2021 フタリノセカイ製作委員会
©2021 フタリノセカイ製作委員会
この作品は一部暴力的な表現や性的な表現が含まれます
トーク
※講演と鼎談の配信を行います。
(開催当日の23時59分まで
ご覧いただけます)

飯塚監督インタビュー
トーク(トーク1)
30分
トークテーマ:『僕らの未来』から
『フタリノセカイ』 10年間のあゆみ
【監督作品】
[長編映画]
●僕らの未来 (2011年) - 監督・脚本・撮影・編集
●フタリノセカイ (2021年) - 監督・脚本
●世界は僕らに気づかない (2022年) - 監督・脚本
飯塚花笑 いいづか かしょう
(映画監督・脚本家)
1990年生まれ。群馬県出身。大学在学中は映画監督の根岸吉太郎、脚本家の加藤正人に学ぶ。
トランスジェンダーである自らの経験を元に制作した「僕らの未来」は、ぴあフィルムフェスティバルにて審査員特別賞を受賞。国内のみならずバンクーバー国際映画祭等、国外でも高い評価を得た。大学卒業後は「ひとりキャンプで食って寝る」(TV東京)に脚本で参加。
2022年には、初の劇場公開作品「フタリノセカイ」が話題を呼んでいる。また大阪アジアン映画祭コンペティション部門に最新作「世界は僕らに気づかない」が入選。アジア映画の未来を担う最も優秀な才能に贈られる来るべき才能賞を受賞した。
世界は僕らに気づかない(2022年) - 監督・脚本 世界は僕らに気づかない(2022年) - 監督・脚本
映画監督として、表現者・発信者として、
映画を制作する際の意識や、ご自身が影響を受けた作品なども含めてお話いただきました。
トークセッション
(トーク2)
60分
トークテーマ:ヒューマンライツ 現状とこれから
~群馬県でのパートナーシップ制度について~
間々田久渚 ままだひさな
(一般社団法人ハレルワ代表理事)
群馬県太田市出身、前橋市在住。大学で教育と美術を学び、在学時より男性としての社会生活を送るために、周囲へのカミングアウトや男性ホルモン注射等の治療開始。卒業後、民間企業に務める傍ら、2016 年よりハレルワ(当時任意団体)の代表となる。トランスジェンダーの当事者であることをオープンにし、LGBTQ の居場所づくりと、地域・学校・企業等での講演活動を行う。学生時代にアーツ前橋立ち上時のボランティアや在職時にまちなかで過ごした経験や縁から、商店街に居場所を作ることを計画。約2 年の準備期間を経て2021年7月にコミュニティスペース「まちのほけんしつ」を前橋のオリオン通り商店街にオープン。
新保美月 しんぼ・みづき
(群馬県高校生会議/ N高 2年生)
群馬県高校生会議の新保美月です。
これまで、学校で開催されているワークショップにて、性的少数者の方のお話を聞く機会があり、同じ人間なのに「普通じゃないから」という差別的な理由で、社会から冷たい視線を送られてしまう、という現実を知りました。
その人たちのために、何かアクションを起こしたいと思い、第一歩としてまずは現状と課題を、たくさんの人に知ってもらいたいと思っています。
飯塚花笑 いいづか かしょう
(映画監督・脚本家)
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申込制 : 無料
(先着 500名限定)
申込方法 :
専用フォームからお申込みください。
申込締切日
12月3日(土)23:00 まで。
定員に達し次第申込み終了
※申込期限を12月6日(火)23:00 まで
延長しました。
映画の配信は、お申込みいただいた方へ視聴方法を前日までにメールにてご案内いたします。
当日ご案内のURLにアクセスし、ご参加ください。
ヒューマンライツ・ムービーフェスタ in ぐんま2022への
参加申込みの受付は終了いたしました。